春が呼んでいる。
推しの公演が中止になった。
あーです。
一旦の中止、事実上の中止、延期という言葉を選ぶには先が見えない状況。
うっすらと予感はしていた。
軽く覚悟もしていた。
以前の記事で、周りの(実際に公演中止や、延期の末1公演だけ行いあとは中止など)様子を観ながら、どこか何とかなるんじゃないか?なんて考えも、同時に薄く、薄くあったのも事実だ。
そしてこうして、公演は中止になった。
他の作品の払い戻しについて思案している最中だった。
LINE、メール、公式ホームページ。
淡々と予測していた言葉達が並ぶ。
「一旦中止」
一旦という言葉にクッション性を見出す日が来るとは。
あとは淡々と、予約していたヘアメイクをキャンセルし、共に観る予定だった片割れと電話。
ほっとしたのかもしれない。
あるいは何か作業行動をし続けることで思考が深みにはまるのを阻害しようとしていたのかもしれない。
大好きな人に会いに行って、万が一感染させてしまったら。その心配が無くなっただけ幸い、だと言えるだろうか。
片割れとなんだかんだ、ずっと電話を繋げたままでいる。無言でお互い何かしらをしたり、普段と何ら変わらぬ話をしたりする。
まとまらない日記をここに書き出しておく。
なるほど当事者とはここまでぐさりとくるものか。ようやく認識した今日である。
推しが長文の言葉をファンクラブ掲示板に載せる。
春はきっと来る。
春に呼ばれる彼は、彼らは走り続けるだろう。
その背中を追いかけ、おいでと差し伸べられた世界に飛び込む準備を万全にすべく、私もこの手記を持って前を向くこととする。
2020/4/1
あー